レオパレスさん等の一括借り上げ物件ですが、マスターレッシーが一定年数が経過した後、当初の説明とは異なり、賃料を大幅減額請求するという問題は前から騒がれていました。オーナーから見ると、結局、うまい話に乗せられ、想定していた利回りが得られないどころか、残ったローンの返済とあわせ赤字になってしまうといった話です。
これがJリートであったとしても、似たようなことがおきます。例えば、さくら総合さん、日本管財さんという有名どころのリートですが、今回、サブリースではなく直テナントかと思いますが、あるビルの大部分を借り上げしていたテナントが解約通知を出したとのことで、退去による大幅収益減を見込んでおり、決算でその旨発表されました。
どんなによい物件でも、不動産はそういったリスクは当然あることを予め想定し、一棟だけに集中投資したり、ローンを無理に組むことはできれば避けたほうが無難です。
Jリートはローンはできず、レバレッジはききません。低金利だからレバレッジをきかすべきだという考えもあると思いますが、私としては、アパート経営より安全と思う次第です。
リートの決算開示を見て思ったことなので備忘として書いておきました。